■わずか3分で『エバラ食品』が見せたもの

 当然、名指しされた川崎フロンターレのスポンサーである『エバラ食品』も黙っていられない。昭和産業はのポストを引用する形で、「昭和産業さん(@showasangyo_co)に黄金の天ぷら粉があったとは!!#黄金ダービー ということですね!?いいでしょう。そのケンカ買わせていただきます 試合結果で白黒つけましょう」と喧嘩に応じるとしたのだ。
 恐るべきは、その反応の早さ。なんと、昭和産業のポストからわずか3分後である。しかも、昭和産業の『天ぷら粉黄金』の写真まで用意する周到ぶり。3分間で即座に喧嘩を買い、しかも、商品まで揃える出足の早さは、両チームの中盤で高い危機察知を見せる橘田健人知念慶もビックリの対応である。
 両社が今回の公開喧嘩で狙うのは、どちらが本当の“黄金”か、というもの。エバラ食品は焼肉のたれとして『黄金の味』を、昭和産業は『天ぷら粉黄金』を販売しており、黄金の名にかけて負けられないというわけだ。
 当然、両チームから支援を受けるフロンターレもアントラーズも、スポンサーに花を持たせるために勝利が求められる。
 はたして、試合後の等々力のピッチを染めるのは天ぷら粉か、それとも焼肉のタレか――。

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