ドイツ1部ブンデスリーガのボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉のストライカーのような今季初ゴールが称賛されている。
現地10月19日に行われたホームでのハイデンハイム戦。ワールドカップ・アジア最終予選2試合にスタメンフル出場した板倉だったが、その疲れも見せずに代表ウィーク明けの一戦にもセンターバックとしてスタメン出場した。先制点を許す展開となった中で迎えた前半22分だった。
左コーナーキックのチャンスにゴール前に上がっていた板倉は、相手のクリアボールを味方が拾うと、ボールから離れた位置にポジショニングする。そして混戦の中から左サイドを抜け出したFWアラサーヌ・プリーがグラウンダーのクロスを送ると、相手DFに当たってコースが変わったところに板倉が反応した。それほど時間もスペースもなかった中、ファーストタッチを完璧に決めると、素早く右足を振り抜いてゴール右隅へ鋭いシュートを突き刺した。
昨季は負傷期間が長かった中でリーグ戦出場20試合で3ゴールを決めた板倉にとっては、これが今季開幕から7試合連続スタメンを続けた中での待望のシーズン初ゴールとなった。