日本サッカー協会(JFA)が10月18日、フランスで開催される「バル・ド・マルヌトーナメント2024」に参加するU−15日本代表メンバー20人を発表。背番号10を託された元日本代表MF小笠原満男氏の長男であるMF小笠原央(ひろ)に注目が集まった。
父・小笠原満男は現在45歳。大船渡高校から1998年に鹿島アントラーズに入団。クラブのレジェンドとしてJ1通算525試合に出場するとともに、黄金世代の一員として年代別代表からA代表でも活躍した。現在は鹿島のテクニカルアドバイザーとして活動している。
その長男である小笠原央は、2009年生まれの15歳。鹿島の下部組織育ちで、現在はジュニアユースに所属している。父同様に非凡な攻撃センスを持ち、FW、トップ下の位置からのドリブル、パスを評価され、所属クラブでは背番号10をつけて活躍中だ。今年5月のクロアチア遠征でもU-15日本代表に選ばれて10番を背負う予定だったが、ケガのために参加を辞退しており、今回改めて、そして満を持して、日本代表の10番のユニフォームに袖を通すことになる。
また、同じ鹿島のジュニアユースからはGK大下幸誠、FW今村涼弥、FW高木瑛人の3人も選ばれており、鹿島にとってはクラブとして推し進めてきたアカデミー事業の成果が出てきている証にもなっている。