サッカー日本代表の守田英正が敵地で行われたサウジアラビア戦後に漢気行動を見せた。その姿が絶賛されている。
5万6千人。この日、サウジアラビアのジェッダ北部にあるスタジアムには、多くの観客が駆け付けた。サッカー日本代表とサウジアラビア代表との大一番を観戦するためで、気温が高いスタジアムはさらにボルテージが上がっていた。
勝ったのは、森保ジャパン。前後半に1得点ずつを決めて、2-0で勝利した。サウジアラビアサポーターは試合途中で帰ってしまったほどで、日本代表が歴史的な勝点3を手にしている。
その勝利に大きく貢献した守田英正は、試合後、ピッチ横に設けられたインタビューゾーンでテレビの取材に応じる。そしてそれが終わって引き上げようとしたときだった。
日本代表のサポーターが集まる一角へと小走りで近づいたのである。その視線の先にあったのは、守田が所属するスポルティングのユニフォームを掲げたサポーター。自身を応援するサポーターに応えようとしたのだ。