9月28日、J1リーグ第32節が行われ、名古屋グランパスはホームでジュビロ磐田に2-0の勝利を収めた。そこで生まれた”股抜き2連発“ゴールに反響が寄せられた。
豊田スタジアムでの一戦。J2自動降格圏からの脱出を図りたい磐田に対して、名古屋は永井謙佑のスピードを活かした攻撃で対抗する。その中で前半を0-0で終えると、後半7分に永井のクロスに稲垣祥が頭で合わせて先制点を奪う。そして、そのまま迎えた後半アディショナルタイムだった。
GKランゲラックが相手陣内左サイドにロングボールを蹴り込むと、長身FWのパトリックが頭で前方に流す。そこ菊地泰智がいた。後半35分から途中出場していた25歳MFは、左サイドのタッチライン際で前を向くや否や、寄せに来た相手DFの股の間を通し、ピッチを斜めに切り裂く絶妙なスルーパスを送り込んだ。
この菊地の閃きのあるスルーパスに、オフサイドギリギリのタイミングで森島司が飛び出すと、そのままボックス内に侵入してGKと1対1へ。距離を詰められてシュートコースが無くなったかに思えたが、森島は慌てることなく冷静に、GKの股の間を抜いてゴールに流し込んだ。