弾ける笑顔が印象的だった。破顔したのは元フランス代表バフェティンビ・ゴミスで、川崎フロンターレに所属する若手FW2人について質問したときのことだ。
山田新と神田奏真。大学出身でプロ2年目と、高卒でプロ1年目という、それぞれのストライカーについてどう感じているのか。2人について期待を隠さないという話を聞いていたことで、ゴミスに質問してみたのだ。
すると、冒頭の如く笑顔を作って4人のチームメイトの名前を挙げた。
「私と同じポジションということで、奏真や新の名前を挙げていただいたと思いますが、もう知っての通り、川崎には他にも素晴らしい良い選手がたくさんいます」
こう前置きをして、「ケント」「コウタ」「ヤス」「アキ」と、4人の名前を並べた。もちろんこれは、橘田健人、高井幸大、脇坂泰斗、家長昭博のこと。
さらに、「アキは年齢を重ねても素晴らしい成長を続けているのは皆さんもご存知の通りだと思います」と称賛すれば、「コウタは川崎のアカデミーで育ち、日本代表にもつながる成長を遂げました。非常に素晴らしいことだと思います」とも話す。
若手FW2人について称賛していたと聞いていたが、“それだけではない”と言わんばかりに、元チームメイトを笑顔で誇ってみせた。