■なかなかピッチに「入れない」
浦和の勝利を期待して埼玉スタジアムにやって来た約4万人のファンは不満だっただろう。
10年ぶりに浦和の選手として埼玉スタジアムにピッチに立った原口だったが、試合の負の流れを変えることはできなかった。
ホームで0-2という、ふがいない敗戦。
原口は前半からピッチサイドで試合を見つめながらウオームアップしていたが、後半、呼ばれても交代のタイミングが合わずに、なかなかピッチに入ることができなかった。タッチラインまで駆け寄って大きな声を出す姿も見られた。
原口は「チームが静か過ぎる」と感じ、同時に「パワーのなさ」を感じていた。
そして、自らにも戒めとした。