■「俺ら、めっちゃ仲いいな」五輪トリオ

 自身のパフォーマンスについて真摯に答える姿が印象的だった斉藤光毅。

 記者から「他の日本人選手と交流はあるのか」と質問が飛んだ際は、23歳MFの頬が思わず緩んだ。オフには、ブリストルに加入した平河悠、スパルタ・ロッテルダムでチームメートだった三戸舜介の“パリ五輪世代”3人で、ロンドン観光に繰り出したと言う。
「ブリストルに平河悠が来たじゃないですか。この前オフで会ったのですが、三戸選手もオランダからわざわざ来て。3人でロンドンをまわりました!(笑。記者も笑う)”俺ら、めっちゃ仲いいな!”って」
 彼らの仲の良さは、三戸舜介の名前を出した際に「シュンちゃん、あっ」と言ってから「三戸選手」と慌てて言い直していたことからもうかがえた。
 斉藤のイングランド挑戦はまだまだ始まったばかりだが、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(以降、QPR)へのレンタル期間は1年。この2024−25シーズンは、まさしく勝負の年になる。斉藤は力を込めた。
「常にステップアップを目指しています。QPRとは1年契約ですけど、 しっかり活躍してプレミアリーグや他の5大リーグなどに行くことができれば自分にとってもいいと思う。常に上を目指してやっていきたい」

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