日本代表2人がイングランドで激突(4)「3人でまわりました」英2部QPR所属の斉藤光毅が明かす交流と目標「常に上を目指してやっていきたい」の画像
パリ五輪の仲間とは今も交流があるという。今オフ、一緒にロンドン観光したのは…。撮影/渡辺航滋(Sony α‐1)

 今夏の移籍期間でクイーンズ・パーク・レンジャーズ(以降、QPR)にレンタルで加入した斉藤光毅(23)は、9月17日に行われたクリスタル・パレスとのリーグ杯(カラバオ・カップ)3回戦に臨んだ。斉藤にとって初のプレミアリーグ勢との対戦、そして日本代表の鎌田大地(28)との日本人対決でもあったこの試合で、随所に光るプレーを見せた。

■日本人選手が激増した英2部「なぜか」

 イングランド2部では今シーズン、日本人選手が激増した。

 昨シーズンからプレーするルートン・タウンの橋岡大樹(プレミアから降格)とコベントリーの坂元達裕を始め、田中碧(リーズ)、大橋祐紀(ブラックバーン)、平河悠(ブリストル・シティ)、瀬古樹(ストーク)、角田涼太朗(カーディフ)と日本人選手が数多く集結した。

 チャンピオンシップ(英2部)の魅力について、斉藤はこう話す。
「リーグとしてレベルが低いわけではないですし、(勝ち抜いて昇格すれば)プレミアにもつながる。そういう部分で、自分は選ばせてもらいました」
 記者が、英2部で日本人が増えていることを伝え、どうして、そうなっているのか聞いてみると、
「他の選手のことはあまりわからないですけど、 自分の場合は普通に見つけてくれた。声をかけてくれたチャンピオンシップのクラブは、いくつかありました。チャンピオンシップやイングランドで日本人選手が注目されているのでは、と思っています。
 日本人選手がたくさんチャンピオンシップに来ている中で、みんなが活躍すれば、この流れが定着すると思う。ただ活躍しないと、この流れも流行りで終わってしまう。自分も含めてしっかりやっていきたい」

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