■横浜FMも苦しめられたピッチ
そんなピッチを、日韓のサッカーを知る江坂任はどう感じていたのか。江坂は現在、蔚山に所属しているが、2015年のプロ入り以来、Jリーグを舞台に活躍してきた。サッカー日本代表としてもプレー。2022年12月に浦和レッズからの完全移籍が発表され、今季で韓国2シーズン目となる。
その江坂によると、ピッチが荒れているのはこの2か月ほどでの出来事のようで、「日本のピッチがうらやましいです」と気持ちを明かした。
2か月もこうしたピッチでやれば、プロの選手はある程度慣れるものなのか。率直に尋ねれば、「それはもちろん、Jリーグでやってる選手よりは多分慣れてるとは思いますし、昨日のマリノスと光州の試合もそうでしたけど、マリノスより光州の選手の方があのピッチに慣れてたと思います」と横浜F・マリノスへの気遣いも見せる。
というのも、横浜FMは同じくACLEの初戦を韓国・光州の地で17日に迎えていた。試合直前に大雨が降った影響もあって、SNS上でも芝の荒れ方が話題に。そんな中で横浜は3-7で黒星発進となっていた。
江坂は、「自分たちの方が慣れてるかなと思うんですけど、でもやっぱり(チームメイトも)みんな言ってますよ、ピッチのことに対しては」と難しい思いも吐露している。