■河原創「狙いというのはわかってきた」
1日の札幌戦で5分間プレーした河原は、J2のヴァンフォーレ甲府に2戦合計で2-1のスコアで勝利した、4日と8日のYBCルヴァンカップ準々決勝でともに先発フル出場。川崎のスタイルに、自身を急ピッチでフィットさせている。
「自分自身としては精いっぱいプレーしているだけなので、フィットしてきているかどうかは、正直言ってわからない部分もあります。ただ、ちょっとずつですけど、選手の動きであるとか、狙いというのはわかってきたかなと思っています。あとは自分の問題として、もう少し視野を広くとってできればと考えています」
今後へ向けてこう言及した河原は、恐縮そうな表情を浮かべながら、川崎が連敗で鳥栖を迎えていた状況を「知らなかったんですよ」と打ち明け、後半アディショナルタイム91分に献上したPKで2-2の同点とされながら、FW山田新が同100分に決勝点をもぎ取った劇的な勝利をこう振り返った。
「勝つことが一番なので、本当によかったな、というところだけですね。何て言うのかな、いい勝ち方とは言えないじゃないですか。もう少し楽にというか、もう少し試合運びを簡単にできたかなとは思っていますけど、ああいう状況からしっかりと勝ちにつなげられたのは本当に大きいことだと思います」
河原が思いを代弁した川崎の視線は、次なる戦いへ向けられている。昨シーズンの天皇杯制覇で出場権を手にした、ACLEのリーグステージが来週からはじまる。