■「差がほとんどない」J1下位とJ2上位
大住「それから、順位は下のほうになるけど、サガン鳥栖もいよいよ体力尽きたという感じだよね。あれだけ毎年選手を引き抜かれても、奮闘してきたのにね。その鳥栖を抜いて北海道コンサドーレ札幌が19位に上がったけど、ここまでケガ人が多くて、守備がひどすぎた」
後藤「巻き返しに入るのが遅かったね」
大住「なかなか降格圏を抜けるのは難しいよね。現状で、17位の湘南ベルマーレとの間の勝点7差をひっくり返さないといけないんだから。磐田に勝点3差に迫ったけど、例年のようにJ2との入れ替え戦がないんだから18位になっても意味がない。最近ではJ2上位とJ1下位の差がほとんどないというか、チーム状態によっては逆転しているんだけどね」
後藤「川崎と横浜が引っ張った時代に、J1のレベルは確実に上がった。攻撃的なサッカーをするこの2チームに対抗するため、他のチームがカウンタープレスのサッカーをすることでレベルが上がっていった。そういう流れが、今はすぐにJ2、J3へとどんどん波及していくわけだよ。だから今はJ2のレベルが高いし、J3も降格ができたので、より勝負にこだわる試合をするようになっている」