■後半13分にもゴールを奪って代表通算23得点

 さらに南野は躍動を続ける。6分後の後半13分、町田の縦パスからFW上田綺世がポストプレーに入った後のこぼれ球に反応すると、そのまま狭いスペースをドリブルで切り裂いた後に落ち着いて右足を一閃。自身代表通算23得点目を決めた。

 この日は大量7ゴールが生まれたが、複数得点を奪ったのは南野のみ。調子を崩した状態で迎えたカタールワールドカップでは不完全燃焼に終わった南野は、第2次森保ジャパンでも4−3−3や4−2−3−1の左サイドでは持ち味を出し切れない試合もあった。だが、この日の3−4−2−1の攻撃的な3バックシステムの中では2シャドーの一角として機能し、存分に存在感を発揮した。現在29歳。今後もタキが多くのゴールを奪ってくれるはずだ。

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