9月13日、J1リーグ第30節の3試合が各地で行われ、川崎フロンターレはサガン鳥栖と対戦した。この試合の大島僚太のプレーが驚きをもたらしている。
それは後半16分のことだった。先制しながらも追いつかれて1-1で迎えた川崎は、大島僚太が相手陣内の左サイドのタッチライン際で相手選手と対峙。中に入った三浦颯太に短いパスを出して、コンビネーションで相手守備を崩そうとする。
しかし、その三浦が倒されてしまい、主審はファールの判定に。ピッチに倒れ込む三浦に、相手選手が覆いかぶさるようになる中で、転がったボールに集中していたのが大島だった。小走りでボールに近づいた大島は、一瞬のタメを作りながら、ペナルティエリア内に走ろうとする脇坂泰斗に短くパス。これを受けた脇坂は、細かくリズムを刻んで中に折り返す。
マイナス方向にグラウンダーで走るボールに合わせたのは家長昭博で、左足のインサイドでしっかりと合わせて、勝ち越し弾を生んだのである。