■最終ラインで「一番、身長が高いので…」
世界的に見ると、町田のような左利きのCBの数は限られており、移籍市場でも貴重な存在と見られている。
しかし、日本代表のメンバーを見渡すと、伊藤洋輝を始め、両足を器用に使う冨安健洋、さらに左サイドバック(以降、SB)とCBとして機能する中山雄太(町田ゼルビア)と人材が豊富だ。当然、スタメン争いは熾烈を極めるが、町田の見方は少しばかり違うようだ。
「もちろん、やるからにはスタートから出たいです。 ただ、この年代の代表は世代別からずっと一緒にやっていて、本当に良いセンターバックが多いです。
競争相手もたくさんいますが、こうした競争があったからこそ、今の僕があると思っています。U-18、U‐19、U‐20のときから、板倉滉、中山雄太、伊藤洋輝らとずっと切磋琢磨してきた。
そういう仲なので、お互いリスペクトしてるところもありますし、負けたくない気持ちもあります。いい相乗効果になっているのかなと思いますね」
その中で、いかに自身をアピールしていくか。
「僕が最終ラインで一番、身長が高いので、そこで違いを作らないといけない。あとは左SBができたり、3バックシステムの左CB、あるいは4バックの左CBもできる。そうした適応力、幅の広さは武器になるかと」