【J2「残り10試合」】横浜FC、DF福森晃斗の豪快左足ミドル決勝ゴールで勝利 リーグ最少失点の守備力を見せつけて「2強状態」へ【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
豪快な決勝ゴールを決めた横浜FCのDF・福森晃斗  撮影:中地拓也
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■14戦無敗の横浜FCは好調の山形と対戦

 不敗街道を突き進んでいる。

 J2リーグ第29節が8月31日、9月1日に開催され、2位の横浜FCは31日、9位のモンテディオ山形とのアウェイゲームに臨んだ。

 1シーズンでのJ1復帰を目ざす横浜FCは、15節から14戦負けなしと勝点を順調に積み上げてきた。J1自動昇格圏の2位以内をキープしている。

 前半は苦しんだ。試合序盤の9分、古巣対決の山形右FWイサカ・ゼインに、カットインから左足シュートを決められたのだった。

 その後も守備時に5-2-3になる「2」の両脇を使われる。流動的にポジションを取ってくる相手の選手に、ミドルサードで前を向かれて後退を強いられる場面もあった。

 しかし、2点は許さずに前半を終える。リーグ最少失点を誇る横浜FCは、追いかける展開になっても慌てないのだ。

 後半は開始からパワーを注いでいく。ダブルボランチの一角を担うユーリ・ララが、3列目からの飛び出しで相手の目線をズラしていくのだ。66分にはそのユーリ・ララが右ポケットに侵入し、ゴール前へソフトタッチのクロスを供給する。ゴール前で待ち構えたFW高橋利樹が空中戦に競り勝ち、確実にネットを揺らした。

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