8月31日、J1リーグ第29節が行われ、東京ヴェルディの23歳FW木村勇大の豪快な右足ゴラッソ弾に大きな反響が寄せられた。
リーグ戦残り10節で、勝点38の10位・東京Vが、同33の16位・柏レイソルの本拠地・三協フロンテア柏スタジアムに乗り込んだ一戦。雨上がりのピッチの中で行われた試合は、計5得点が生まれる激戦の末、東京Vが3-2で競り勝った。その東京Vの1点目が、木村の右足から生まれた。
0-1で迎えた前半15分だった。東京Vが複数人の細かいパス交換の後、前を向いた山見大登が最前線に縦パスを入れる。そこにいたのが、3-4-2-1の1トップで出場した木村だった。後ろ向きでボールを受けた背番号20は、プレスに来た相手DFを吹き飛ばしながらボールを収めると、反転しながら左足を踏み込み、右足を豪快に振り抜いた。
まだペナルティーエリア外で、態勢的にも決して十分ではなかったが、放たれたシュートは凄まじい勢いでゴールに突き刺さった。木村にとって、これが木村にとって11試合ぶりとなる今季10得点目となった。