■左ウイングバックで先発「三笘との共存」は…
そう、「三笘の1ミリ」で知られるプレミア1部ブライトンの三笘薫(27)である。
開幕節エバートン戦での先制ゴール(公式戦でのゴールは昨年9月以来)に加え、第2節の強豪マンチェスター・ユナイテッド戦では先制ゴールをアシスト。チームを2-1で勝利に導くなど、ケガから復帰後、絶好調を維持しているのだ。
完全復活を遂げた三笘とポジション的にかぶる中村だけに、先発での出場は厳しいかもしれない。
「ミャンマー戦で森保監督が採用した3-4-2-1だったら、左ウイングバックで先発して三笘薫との共存もあるかもしれませんが、相手は中国、バーレーンですからね。ミャンマーのようにゴール前を固めてくることもないでしょう。ただ、現在、スタッド・ランスでプレーしているように、中に入っていく動きやトップ下での動きをもっと身につけることができたら、共存の可能性は今後、大いにあるでしょう」(サッカー協会関係者)
クラブに突きつけられた新たな課題をクリアすることが、日本代表でのスタメン奪取にも役に立つ可能性があるというのだ。
これまでも「乗り越えられない試練はない」を信条に、数々の困難と闘ってきた中村。そのサッカーに対する強い思いが、サッカー日本代表の「新たな未来」を切り開くと信じて、我々は見守ろうではないか。まずは5日、ホームでの中国戦に注目しよう。