■雷鳴が残る日韓戦は「シュート数」不足

 その後も強い雨が降り続き、雷鳴も残ったままの状態が続く。はたして第2試合のU-18日本代表とU-18韓国代表の試合は行われるのか……。時間だけが過ぎて行った。

 結局、日韓戦は静岡対アルゼンチンの試合が終わってから約1時間以上が経過した19時52分に始まった。こちらも、30分ハーフである。

 昨年のU-17ワールドカップでも活躍したDFの土屋櫂大(川崎フロンターレU-18)やMFの山本丈偉(東京ヴェルディ)が存在感を示し、試合は日本が支配して進んだ。左の嶋本悠大(大津高校)が仕掛けてチャンスを作る。25分にはその嶋本のクロスに神代慶人(ロアッソ熊本)が合わせたが、神代のヘディングシュートは韓国のGKユン・ギウクの正面を衝いてしまった。

 後半に入ると、雨脚が再び強まった中で韓国が縦への推進力を発揮しはじめたが、はっきり言って両チームとも攻撃力不足。攻めてはいても、なかなか決定機を作れなかった。30分ハーフだったとしても、シュート数が日本6本、韓国2本では少なすぎる(もちろん、ピッチには水が浮いた状態だったのは気の毒だったが……)。

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