■「脳裏に浮かぶ」ゴンゴールとカタールW杯

 リヨンやボルドー、マルセイユなどは2016年のEUROを前に新築されたり、全面改装されたりしましたが、ボジョワールは26年前とほとんど姿が変わっていませんでした。

 オリンピックではアナウンサーがしきりに暑さのことを言っていましたが、1998年のクロアチア戦も暑かったのを思い出しました。あの中山雅史のシュートが決まっていれば……と、次々と昔の記憶が蘇ってきました。

 そして、私はなんという食い意地の張った人間なのでしょう。試合の光景と同時に、メディアセンターでの食事の記憶が鮮明に脳裏に浮かんできたのです。

 メディアセンターの食事というのは、ヒドいものが多いのです。

 直近、2022年のカタール大会のときはピザみたいなものを買って食べた記憶がありますが、値段が高くてビックリしました。(スタジアム・メディアセンターでは)水まで有料。しかも、市内で買うときの価格の数倍も取られました。まあ、砂漠の中なので、水は貴重なのかもしれませんがね(?)。

 ちなみに、メイン・メディアセンターでは水のボトルも「蒙牛」ブランドの牛乳(オーストラリア産)も無料でした。

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