8月17日、J1リーグ第27節として川崎フロンターレは横浜F・マリノスと対戦した。この試合でデビューしたGKが注目されている。
この試合を前にリーグ戦26試合を消化した川崎で、ゴールマウスを守った選手は2人いる。一人は18試合で先発したチョン・ソンリョンで、もう一人は8試合に出場した上福元直人だ。
1985年生まれで現在39歳のソンリョンがここまで守護神というべき存在で、1989年生まれで現在34歳の上福元は第2GKという立場だった。しかしその上福元が、湘南ベルマーレに完全移籍することが発表されたのが8月1日のことだった。それ以降の2試合で第2GKとしてベンチ入りしていたのが早坂勇希。1999年生まれで現在25歳の、下部組織出身選手だ。
その早坂が、横浜FM戦で急遽先発出場。ベンチ入りしたのは、8月14日に加入が発表されたばかりの山口瑠伊で、ソンリョンは欠場していた。早坂はデビュー戦を、神奈川ダービーという注目の試合で迎えることとなった。