7月から8月にかけて、フランスを舞台にして戦った大岩ジャパンのパリ五輪。予選グループ3試合を全勝で終え、準々決勝でスペインに敗れて大会を去ることとなった。その4試合と、強化過程でどのような関係が見られたか。数字で振り返る。
今大会は、18人のメンバーとバックアップメンバー4人の合計22人の中から試合のたびに先発11人と控えメンバー7人の合計18人を選ぶルールとなった。試合のたびに18人は自由に入れ替えてよく、22人一丸となって戦うことができた。
そのため、初戦・パラグアイ戦と第2戦・マリ戦で2連勝を飾ると、第3戦のイスラエル戦ではターンオーバーを敢行。第2戦から先発メンバー6人を入れ替えている。
そんな今大会で、最も出場時間が長かったのが小久保玲央ブライアン。“国防ブライアン”の異名を取った守護神は、4試合すべてでゴールマウスを守った。その時間は360分。唯一のフル出場だ。
フィールドプレイヤーで最も長く出場したのは、山本理仁。4試合すべてに先発して290分を数えた。2番目に長かったのは、藤田譲瑠チマと細谷真大。2人は同じく281分で、出場するタイミングも一緒。第1戦、第2戦、準々決勝で先発フル出場して、第3戦では後半34分からそろって途中出場している。