8月11日にエコパスタジアムで行われたJ1リーグ第26節、ジュビロ磐田対鹿島アントラーズの一戦で生まれた“年間ベストゴール級”の難易度の高いゴールへの反響が続いている。
そのスーパーゴールが生まれたのは、後半32分だった。得点者は磐田の背番号10、山田大記だ。ベンチスターとから、その1分前に途中出場したチームキャプテンは、右サイドの低い位置からジョルディ・クルークスの切り替えらからの左足クロスの体勢に入ると、勢い良くペナルティエリア内に走り込んだ。
すると、カーブのかかった斜めのクロスボールが、山田に近づく形で飛んできた。ほぼ真後ろからのボールのために普通の選手ならば右足トラップを選択するはずだが、山田はそのまま体を一回転させながらシュートモーションに入る。そしてボールがワンバウンドした上がり際を左足ダイレクトで叩き、鋭いシュートをゴール左隅に突き刺したのだ。
投入直後のスーパーゴール。山田の今季3ゴール目で1-1の同点に追い付くと、勢いに乗ったチームは後半47分に古川陽介のゴールで2-1の逆転勝ちを収めることになった。