スペイン1部マジョルカに所属するサッカー日本代表FW浅野拓磨が、現地8月10日に行われたプレシーズンマッチで決めた“完璧なゴール“に多くの反響が寄せられた。
長くプレーしたドイツを離れ、今夏にスペインに渡った浅野は、新たな環境にもすぐに馴染んだ様子で、ハゴバ・アラサテ新監督の下で順調な調整ぶりを見せてきた。その中で7月26日のプレシーズンマッチ2試合目でマジョルカ“初ゴール”を決めると、ラ・リーガ開幕を1週間後に控えたボローニャ戦にスタメン出場した。
その試合開始から間もない9分だった。マジョルカが自陣中盤でダイレクトでのパス交換の後、MFセルジ・ダルデルがボールを止めて顔を上げた瞬間、最前線にいた浅野が絶妙のタイミングでDFラインの背後へ抜け出した。そこに高精度のロングパスが送られると、浅野は後方からのボールを巧みに胸トラップした後、距離を詰めにきた相手GKにも慌てることなく、その頭上を抜く華麗な左足ループでゴールネットを揺らして見せた。
昨季セリエAで3位となって今季の欧州チャンピオンズリーグ出場チームであるボローニャから奪った鮮やかなゴールに本拠地サポーターは大盛り上がり。浅野はお馴染みの“ジャガーポーズ”を決めた後、チームメイトから抱擁された。