J1鹿島アントラーズが8月10日、前日にスコットランドのハート・オブ・ミドロシアンFCから完全移籍での獲得を発表した元日本代表FW田川亨介のチーム合流を報告。その“馴染みっぷり”が話題になった。
現在25歳の田川は、優れた機動力と強烈な左足を武器とする速さと高さを合わせ持ったストライカー。サガン鳥栖の下部組織育ちで、2017年にトップチームに昇格した後、2019年にFC東京に移籍し、2022年1月にポルトガル1部のサンタ・クララへ期限付き移籍。2023年夏からはハーツに所属し、2023-24シーズンは公式戦21試合出場3得点だった。
海外ではやや苦しんだ感もある田川だが、その潜在能力は認められている。そして鹿島移籍に際して「アントラーズのユニフォームを着てプレーできることに誇りと責任感を持ち、皆さんに多くの勝利を届けられるように全力で頑張ります」とコメントを発表すると、チームに合流したこの日はチームメイトの前で「優勝の手助けができるように全力で頑張ります」とあいさつ。グラウンドに出れば、軽快な動きを見せるとともに、既存の選手たちと仲睦まじく言葉を交わして笑顔を見せた。
クラブ公式ユーチューブでは、このチーム合流の様子に加えて、初日を終えたばかりの田川へのインタビュー動画も公開され、鹿島に加入した理由について「一番早く、熱意あるオファーをいただいて、自分自身も鹿島というチームに憧れがあった」などと語り、サポーターへ向けても「ファンの人たちに認められるような活躍をして、愛される選手になれるように頑張ります」と宣言している。