オーストラリア1部のメルボルン・ビクトリーが公開した14年前の映像と、そこで語られた“約束”が話題を集めている。
映像に登場したのは、名古屋グランパスのGKミッチェル・ランゲラックだ。1988年8月22日生まれの現在35歳は、プロのキャリアをメルボルン・ビクトリーで開始した後、2010年5月に21歳でドイツ1部のドルトムントへ移籍した。その後、スペインでのプレーを経て2018年に名古屋へ加入して今年で7シーズン目。主将も務める中、今年7月30日に今シーズン限りでの退団を発表した。
そして8月3日、古巣であるメルボルンへの復帰が、両クラブから発表された。ランゲラックから「皆さんにはすべてを包み隠さずお伝えすることが大切だと思うので」とのコメントも発表された中、注目を集めたのが、メルボルンが公式エックス(旧ツイッター)上に公開した14年前のインタビュー動画だった。
カメラに映るランゲラックは当時21歳で、ドルトムントへの移籍が決まった際のもの。メルボルンのチームウェアを着用した若々しい姿のランゲラックは、そこで「オーストラリアに戻る時、必ず、メルボルン・ビクトリーに真っ直ぐに帰る」と将来のクラブ復帰を約束しており、今回の契約締結で、14年越しの有言実行となった。