ドイツの強豪相手に奪ったサンフレッチェ広島の18歳の至宝MF中島洋太郎の“プロ初ゴール”が反響を呼んでいる。
Jリーグインターナショナルシリーズとして、8月1日にエディオンピースウイング広島で行われた広島対シュツットガルトの一戦だ。平和のメッセージも込めたピースマッチとして開催された中、試合は前半19分にシュツットガルトが先制し、1-0でハーフタイムを迎えた。
紫のスタンドが沸いたのが、多くのメンバーを入れ替えて臨んだ後半の開始10分だった。自陣DFラインからの縦パスが前線に送られると、スピードのある鋭いボールを後半から出場した背番号35、中島が柔らかいトラップで足元に収める。そこからドリブル開始。対峙したDFに対して、ゆっくりと時間を作って味方が攻め上がる時間を作った後、鋭いシザースフェイントから絶妙のタイミングで縦パスを送った。
そこからワンタッチでボールが右サイドに展開されると、中島は中央のライン間に入り込んでパスを要求する。そして松本泰志からのマイナスの折り返しに対し、ペナルティーアーク内から右足をコンパクトに振り抜き、鋭いシュートでニアサイドを打ち抜いた。