パリ五輪に挑んでいるなでしこジャパンが現地時間の7月31日に予選リーグ第3戦としてナイジェリア代表と対戦した。3-1で勝利したなでしこの、先制点を生み出したスルーパスが大絶賛されている。
猛烈な暑さの中で行われた、予選リーグ突破を懸けた需要な試合。中2日での3連戦目だったこともあって、長野風花や宮澤ひなたらがベンチスタートとなった中で、チームをけん引したのが長谷川唯だった。
なでしこは前半22分にゴールネットを揺らすが、そのきっかけを作ったのは背番号14。相手陣内のやや左寄りでゆっくりとボールを持ちあがると、相手最終ラインと駆け引きしていた植木理子に向けてスルーパスを放つ。一瞬の動きで右足から放たれたボールは完璧な速度とコース取りで、植木は背後に抜けることに成功。
植木はグラウンダークロスを相手GKとDFの間に入れると、ゴール前でそれに合わせたのは浜野まいか。無人のゴールにボールを入れて鮮やかに得点を奪ったのである。