現地時間7月27日、スコットランド1部のセルティックが、プレミアリーグのチェルシーとプレシーズンマッチを行い4-1で勝利。その2点目を決めたサッカー日本代表FW古橋亨梧の“老獪なポジショニング”が話題となった。
セルティック加入4シーズン目を迎えようとしている古橋は、チームのアメリカ遠征に帯同し、7月23日のマンチェスター・シティ戦でゴールを決めた。その勢いはこの日も止まらず。前田大然、旗手怜央の日本人選手と揃ってスタメン出場して1トップの位置に入ると、1-0で迎えた前半33分に右サイドを突破したデンマーク代表のマット・オライリーの鋭いグラウンダークロスに左足を合わせてゴールに流し込んだ。
ここで注目されたのが、古橋のポジショニングだった。セルティックが長くボールをキープした末のワンタッチゴールだったが、その直前まで古橋は常にオフサイドポジションにおり、味方がパスを回している20秒以上もの間、相手DFラインの裏のスペースをゆっくりと歩いていたのだ。
対するチェルシーDF陣は、オフサイドポジションの古橋を“捨てて”守っていたが、味方がサイドを突破したことでオフサイドラインが自然と下がり、最後の最後で古橋がオンサイドの位置へ。そして完全フリーの状態で、難なくゴールを決めたのだ。