■悲壮感を漂わせていたケインも笑顔に
逆に、続くスイスのマヌエル・アカンジのキックをイングランドのGKジョーダン・ピックフォードが止めた。
イングランドはジュード・ベリンガム、サカ、トニー、そしてトレント・アレクサンダー・アーノルドがすべて決めて勝利をもぎ取った。
イングランドの選手たちは、まるで優勝が決まったみたいにファンとともに歓喜していた。
サウスゲイト監督も何度も客席に向けて拳を挙げた。
悲壮感を漂わせていたケインも笑顔だった。
イングランドは7月10日、ドルトムントでのセミファイナルでオランダと対戦することになった。
この対決は1996年6月18日にウェンブリー・スタジアムで行われたEURO96でのグループリーグ3戦目以来だ。
あのときはイングランドがアラン・シアラーとテディ・シェリンガムの2ゴールずつで、4-1でパトリック・クライファートやデニス・ベルカンプがいたオランダを下している。