【イングランド代表vsスイス代表 7月6日】
75分、スイスはブレール・エンボロのゴールで先制した。
イングランドはスロバキア戦に続く劣勢だった。
スイスの5バックの壁は厚い。
残り15分でイングランドは追いつけるか。
点を取られないと、イングランドは火がつかないのか、と思ってしまう。
だが、その5分後、ブカヨ・サカが1点を返した。
「彼はボールがあってもなくても、いい仕事をしてくれる」(ガレス・サウスゲイト監督)
試合はまたしても延長戦へともつれ込んだ。
ハーリー・ケインはよろよろとイングランド・ベンチの中に倒れ込んだ。
ペナルティを蹴る選手を多く集めているサウスゲイト監督は、ペナルティキックの名手であるケインを外すことを決めた。
それくらいケインは疲労し、調子が悪かった。
背中も痛めている。
ケインの代りにはイヴァン・トニーが入った。
120分でも決着はつかなかった。
ペナルティ・シュート・アウト(PK戦)はイングランド側で行われた。
イングランドのコール・パーマーが最初のキッカーだった。
スイスのGKヤン・ゾマーは、それを止めることができなかった。