7月6日、パナソニックスタジアム吹田で行われたJ1リーグ第22節で、ガンバ大阪が4−0で横浜F・マリノスに大勝した。その2点目、宇佐美貴史とダワンのホットラインで生まれたゴールが反響を呼んでいる。
G大阪は前節、首位のFC町田ゼルビアをホームに迎え撃つも、退場者を出した影響で1−3の逆転負け。リーグ戦10試合ぶりの黒星を喫した。勝てば首位奪取も可能だった試合を落としたことでチームへのダメージも考えられただけに、この日は優勝へ向けて大事な一戦だった。
その立ち上がりの前半4分にファン・アラーノの得点でリードを奪ったG大阪だったが、その後は横浜FMの反撃に遭い、ポストとバーに当たるシュートを浴びた。その流れの中で迎えた前半アディショナルタイムだった。
相手陣内左サイドでのスローインからの流れ。タッチライン際でボールを受けて前を向いた宇佐美が、相手DFと対峙した状態からフェイントをかけながらドリブルで前進し、そこから一瞬の隙をついて中央のスペースへクロスを送った。そこに後方から走り込んだダワンが、凄まじい勢いで頭から突っ込み、ダイビングヘッドで合わせる強烈なシュートをゴールに叩き込んだ。