Jリーグを代表するゲームメーカーが、異次元のパスをピッチで見せた。その映像が大きな反響を呼んでいる。
負傷での長期離脱から序盤をリハビリに当てていたものの、復帰後の現在、出場機会を着実に伸ばしているのが川崎フロンターレの大島僚太だ。6月26日に今季初めてJ1リーグに出場した際には10分のプレーに終わったが、7月6日のジュビロ磐田戦では45分間出場。
そして、14日のセレッソ大阪戦でも先発出場して45分間、ピッチに立った。大島僚太を経由することで川崎はリズムをつかんで幾度ものチャンスを迎えたが、大島僚太自身もチャンスメーカーになった。その始まりも大島。相手陣内で浮き球のボールを味方に渡すと、それをすぐに引き取る。そして反転して前を向くや、左サイドをゴール方向に斜めに走るマルシーニョへと右足を振る。
とはいえ相手の最終ラインは揃った動きを見せており、マルシーニョについている相手DFだけでなく、CBもいたが、そのCBの頭上を通しながらもマルシーニョの元へと浮き球のボールを通す。1トラップで相手ペナルティエリア内に入ったマルシーニョのシュートは相手GKに防がれるも、そのパスは異次元レベルのものだった。