■最も苦しい試合は「9月のバーレーン戦」
日本にとって最も難しい試合になりそうなのは、やはり中東に遠征してのアウェーゲーム。とくに、開幕2戦目、9月10日のバーレーン戦だろう。
9月は欧州各国のリーグ戦が開幕した直後だけに、欧州でプレーしている選手たちにとってはオフ明けでコンディションがまだ上がり切っていない。中には、移籍直後でクラブでの出場機会に恵まれない選手もいるかもしれない。
そんな状態で、選手たちはまず日本まで移動して9月5日の中国戦を戦い、直後にバーレーンまで移動しなければならないのだ。
直前のリーグ戦が日曜日だったとすれば、日本に到着するのが火曜日。そして、コンディション調整をするだけで、本格的なトレーニングの時間もなく中国戦を戦うのだ。
4年前のカタール大会予選の初戦も、大阪吹田市のパナソニックスタジアムでオマーンと対戦し、0対1でまさかの敗戦となったのは記憶に新しい。
そして、中国戦を終えて長距離移動を経てバーレーンに到着した日本代表は、9月の湾岸地域の猛暑に見舞われる。夏の終わりに当たる9月のバーレーンは最高気温が40度近く、湿度も非常に高い状態だ。