■31文字のメッセージ
この試合は、「川崎信用金庫エキサイトマッチ」と位置付けられ、同金庫がスポンサード。オフィシャルスポンサーとしてもチームを支えているが、この記念試合もサポートしていた。
試合後、川崎フロンターレのサポーターはそんな川崎信用金庫にメッセージを送った。堤理事長が再び観客席に姿を見せるタイミングに合わせて、31文字のメッセージを綴った巨大な横断幕を掲げたのだ。
「川崎信用金庫さん、いつもありがとう! これからも共に歩んでいこう」
フロンターレのサポーターはスポンサーに対し、数多くの横断幕を掲げて共闘と感謝の気持ちを示している。川崎信用金庫が創立100周年を迎えたタイミングでは、「100年川崎を支えてくれてありがとう。これからも川崎と共に 川崎信用金庫様」と言葉を送っていた。チーム、街、そしてスポンサーの3者の共存・共栄を願えばこその行動だ。
この試合は1-1の引き分けに終わった。先制しながらも終盤に失点して、白星を失ってしまった。これで未勝利試合数をまた一つ積み重ねてしまったが、そうした試行錯誤がこのクラブや街を形作ってきた。クラブはJ2での時間も過ごしたし、苦しい時間も味わった。川崎市、スポンサー、そしてフロンターレが、新たな光を浴びるために、一丸となったこの一日の意味は大きい。