■攻守においてプラス要素
先発予想の町田浩樹もすでにイメージを高めている。この試合に向け、「たとえば(板倉)滉くんとトミの3(バック)で(試合に)入ったとしたら、トミを高い位置にして僕は下がり目でもいいと思うし、そこは周りとの関係を見ながら、あとは相手を見ながらちょっとバランスをとってやっていきたい」と、攻守の比重について言及。
また、「シリアが4-4-2で来たら、ウイングがだいぶ空くと思うんで、そこは、シンプルに使ってあげるっていうのも手なのかなと思います」と、同サイドでの攻撃についての考えも整理している、
3バックは攻撃面だけでなく、守備での安定も図れる。日本代表はアジアカップで相手のロングボール攻勢に悩まされ、改めて弱点を露呈した形になったが、町田は「最初から3(バック)なので、もしロングボールが来れば、(相手が)2トップなので焦らずできる」と話すように、新たな守備の形も示すことができる。
冨安健洋、板倉滉、町田浩樹は10日の練習前に名波浩コーチを時間を割いて入念な話し合いを行っていた。攻撃的にして守備面でも充実した3バックがどのようなプレーを見せるのか。期待が高まる。