6月5、6日の練習でこれまでとは違ったトレーニングも積極的に採り入れていた川崎フロンターレは、5日にはクラブハウスでBBQも行った。
通常、スポーツチームなどでBBQというと、不振を脱出するための“決起集会”などといったイメージが強いが、今回のそれはまったく別。鬼木監督が肉を選手に自腹でご馳走することを思いつき、以前から決めていたものだという。
その際、せっかくご馳走するなら“良い肉を”と指揮官は考えたが、試合がある期間だと量や脂身を節制する選手もいる。そこでクラブと話し合って、中断期間の最初に当たるこの日をあらかじめ決めていたのだ。
鬼木監督が選手にご馳走することもこれが初めてではない。コロナ禍にローストビーフや寿司を選手に振る舞っており、今回のBBQはその流れのものだという。
ただし、量が半端ではない。選手やスタッフのためにA5ランクの和牛を相当な量を注文したというが、あるスタッフが鬼木監督にLINEで「脂身を削ったら量が半分になります。どうしますか?」と連絡。鬼木監督も、「半分になるなら頼むしかない」と追加で購入したのだという。その量は数十kg。詳しい量を知ることができなかったが、「ヒレ肉を3回お代わりした」「夕飯の分まで食べた」というスタッフがいてもなお、余る肉もあったほどだった。
なお、今回鬼木監督が注文した部位は、食事を管理する担当者と話したうえで決めたという。