アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で準優勝に終わった横浜F・マリノスの“リスタート”となった一戦でのゴール裏サポーターに大きな反響が寄せられた。
激戦を勝ち抜き、クラブ初のアジア制覇へ王手を賭けた横浜FMだったが、5月11日のホームでの1stレグで2−1で勝利しながらも、現地5月25日に行われたアウェイでの2ndレグで1−5の大敗を喫した。現地アブダビには約2000人の横浜FMサポーターが集結したが、チームとともに傷心の帰国を強いられることになった。
だが、試合はすぐにやってくる。5月29日、延期されていたJ1リーグ第9節の柏レイソル戦が、ホーム・日産スタジアムで行われると、水曜日開催にも関わらず、ゴール裏にはこれまで通りに多くのサポーターが詰めかけた。そして「悔しさを胸に何度でも共に這い上がろう 愛するマリノスの為に」の横断幕を掲げた。
さらに選手たちのウォーミングアップ前には、コールリーダーが「僕らは何度でも這い上がるし、マリノスのために応援するし、マリノスをもっと強くするために、今日からまた頑張って行こう!よろしくお願いします」の声掛け。そして一糸乱れぬ手拍子から、マリノスのチャント『イダレオ イダレ横浜』を大合唱。敗戦から立ち上がるチームを勇気付けた。