■「自分が我慢することで、勝点3を拾う確率が上がる」
大迫は「そうですね。ここ数試合、早い時間で2失点して、難しくしまうようなゲームが多かったので。先に点を取られこともあると思いますけど、そこでメンタル的には崩れずに、自分が我慢することで、勝点3を拾う確率が上がるので。永嗣のように、先に失点しても崩れないようなところはすごく今日、自分も学べた」と語る。
現在24歳の大迫が、そうした川島の領域にたどり着くのはまだ先のことかもしれないが、それでも日本代表のGKとしての自負もある。6月の代表シリーズに向けて、大迫は「いつも通りの自分を出すだけだと思いますし、チームのやり方と代表のやり方はまた違いますけど、自分の色というものをピッチでしっかりと出して、日本代表の力になりたい」と意気込む。そして代表での貴重な経験を改めて、愛する所属クラブに還元することを心に誓った。
「ここ数試合、自分が自分らしいプレーができていれば、間違いなく自分たちは上にいると思うので。そういう意味では、自分がチームに本当に迷惑かけたと思っているので。今日は少しチーム貢献できたと思いますし、自分は代表で1回離れますけど、また新しく刺激をもらって、さらに成長するきっかけになって、迷惑をかけた分、また還元していければと思います」
(取材・文/河治良幸)