6月1日、アルビレックス新潟はアウェイで町田ゼルビアと対戦した。J1首位チームとの対戦に、強力な“援軍”も駆け付けた。
町田GIONスタジアムでの試合は、対照的な状況で行われた。町田は今季、初めてJ1昇格を成し遂げたチームながら、ここまで首位に立っているどころか、その立場を堅持。独自のサッカーを貫いて、J1強豪チームを次々と打ち破っている。
対する新潟は、J1復帰を果たして2年目となるが、勝点をなかなか積み上げられない。降格圏が迫る状態となっていた。
しかし、この試合を制したのは新潟。前半24分に先制すると、直後に同点とされたものの、前半終了間際に勝ち越し弾をゲット。そして後半にも1得点を追加して、終わってみれば3-1で快勝となるスコアを残したのだ。
そしてこの試合を応援した一人が、伊藤涼太郎だった。1998年生まれで現在26歳の伊藤は、2022年からアルビレックス新潟でプレー。42試合に出場してチームをJ1昇格に導くと、23年もJ1を舞台にテクニカルなプレーを披露。そして、同年6月にベルギー1部のシント=トロイデンVVへ完全移籍していた。
それから1年。初めて迎える海外クラブ所属下でのオフとなったが、伊藤は古巣チームに足を運んだのだ。