■「中東諸国が有利」ACLへの今後の取り組み

 ACLは次のシーズンから大会方式が大幅に変更となり、「チャンピオンズリーグエリート」という名称で開催され、日本からは2023年のJリーグおよび天皇杯の結果により、ヴィッセル神戸、横浜FM、川崎の3チームが出場するのだが、神戸以外のクラブは今シーズンは苦戦中だ。さらに、2025年4月に予定されている準々決勝以降の最終ステージは、サウジアラビアでの集中開催となったため、日本のクラブによる大会制覇はきわめて難しくなる。

 AFC主催の大会はすべて中東諸国有利なレギュレーションで行われるようになってきているが、ACLもけっして例外ではないのだ。そんな大会に対して、日本が今後どのように(どの程度、本気で)取り組んでいくのか、サッカー界全体で真剣に考える必要があるだろう。

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