■A代表選手&初召集選手も
一方で、U―23アジアカップからは5人が外れて、新たに召集された期待の選手もいる。本来はA代表ですでに出場している鈴木彩艶が今回は大岩ジャパンの一員に。同じく、すでにA代表デビューしているバングーナガンデ佳史扶も大岩ジャパンに復帰した。
また、チェイス・アンリと佐野航大の20歳コンビを召集。佐野はこれが初めての召集で、オランダ・NECで見せているその躍動をチームにもたらすことが期待される。
そのほか、松村優太、斉藤光毅、三戸舜介もチームに復帰。全体では、U―23アジアカップの登録メンバー23人よりも2人多い構成となっている。
今大会の2戦も踏まえ、パリ五輪に挑む18人メンバーが絞られていく。最低でも今回のメンバーからは7人が外れることとなり、OA枠「3」をフルで使えばさらにその扉は狭くなる。
一方で、今回、召集外となった選手にもチャンスは残されている。50人のリストに入っていることが前提にはなるが、それぞれがアピールすることで大岩ジャパンをメダルに導く選手となることは可能だ。
大岩監督は、今回の遠征のテーマを「チームの決まりごとの再確認」と「新たな選手への浸透」とかねがね述べている。新たなシステムを試すなどはしない方向だ。
フランスで歓喜を掴むために、米国での活動を実りあるものとする。