現地時間5月19日、フランス1部リーグ・アン最終節が行われ、スタッド・ランスはホームで2−1でレンヌに勝利した。その試合に先発出場した伊東純也の圧巻の高速ドリブルからの“アシスト未遂”シーンに注目が集まった。
伊東はいつものように4−2−3−1の右サイドMFとしてスタメン出場した。試合は相手にボールを支配される展開となったが、後半3分にスタッド・ランスがPKで先制点を奪う。そして迎えた後半31分だった。
自陣中央で味方のパスを受けた伊東は、ワンタッチで前を向くとすぐさまドリブル開始。右サイドの広大なスペースを見つけると、プレスに来た相手DFを左手で払い除けると一気にスピードアップした。そのまま敵陣のペナルティエリアの横まで約50mを一人で突き進むと、3人のDFを引き寄せた中で中央へグラウンダーのクロスを送った。
伊東の最高の演出によってペナルティアーク手前で完全フリーの状態でボールを受けたFWウマル・ディアキテだったが、ファーストタッチが大きくなり、すぐに相手DFに寄せられてシュートを打てず。今季ここまで7アシストをマークしていた伊東は、あと「1」を加えるとリーグ最多に並ぶ“アシスト王”になれたが、得点ならず。最後はリターンパスを受けた伊東が自らシュートを放つも相手GKにキャッチされた。