■元主将のダヴィデ・アストーリへ捧ぐ

 発表されたユニフォームには、今季のものと同じく、首元の内側に百合の紋章があしらわれており、11人の選手とサポーターに加えて、2018年に遠征先のホテルで急死した元主将のダヴィデ・アストーリへ捧げられたデザインとなっている。

 2000年代を迎えて経営破綻で4部リーグへの強制降格やカルチョ・スキャンダルでダメージを受けたフィオレンティーナだったが、現在は力強く復活を遂げてセリエAで存在感を見せており、今季も35試合消化時点で8位に付けている。その根底には、ホームタウンの持つ美しさ、そしてクラブの揺るぎない信念があるようだ。

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