イタリアの地で完全復活を遂げたサッカー日本代表MF鎌田大地のプレーが称賛を集めている。
現地時間5月12日に行われたセリエA第36節で、鎌田が所属するラツィオはホームでエンポリに2-0で快勝を納め、来季の欧州カップ戦出場圏内となる8位以上を確定させた。その試合で傑出したパフォーマンスを披露したのが、加入当初から不振が続いて出番を得られない苦しい日々を過ごしながら、シーズン途中から就任したイゴール・トゥドール監督の下で重用され、見違えるような働きを見せている鎌田だった。
3-4-2-1のダブルボランチの一角で7試合連続のスタメン出場を果たした鎌田は、この日もピッチ上を縦横無尽の動きを見せた。中盤から味方との素早いワンツーで左サイドを抜け出してボックス内に侵入してクロスを上げれば、今度は中央からドリブルで持ち上がって前線のFWチーロ・インモービレに絶妙のスルーパスを供給。さらに自らも強烈なミドルシュートでゴールを狙うなど、得点にこそ絡まなかったが、持ち前の落ち着き払ったボールコントロールから何度もチャンスを作り出した。