■「あと一つ!アジアを勝ち獲ろう!!」

 間違いなく苦しい試合だった。警戒していたカウンターからの先制点献上で一気に試合の流れを奪われてもおかしくなかった。だが、そこで慌てることなく試合をコントロールし、相手に圧力をかけ続けた。

 その結果、後半27分にヤン・マテウスのクロスに植中朝日が頭で合わせて同点に追い付くと、同41分には再びヤン・マテウスのクロスから宮市亮がボレーで狙い、これに素早く反応した渡辺皓太が体で押し込む形で逆転のゴールネットを揺らした。

 もちろんピッチ上で戦い続けた横浜FMの選手たちの主役ではあるが、それをサポートした応援の力は間違いなくあった。SNS上には「スタンドから死ぬ気で歌って背中を押せば、ピッチ上の選手たちは死ぬ気で走り続けるということを学んだ頂上決戦の前半90分でしたね」との声も。そして「あと一つ!アジアを勝ち獲ろう!!」と、アウェイでの2ndレグへも気合十分。アジアの頂点を目指した最終決戦は、現地時間5月25日(日本時間25日25時キックオフ)に行われる。

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