■横内監督を悩ませる競争の活性化

 4月17日のルヴァン杯・長崎戦は1−0で敗れてしまったが、そこでスタートから出て、攻守に奮闘できることをアピールしたところから、横浜MF戦では短い時間ながら攻守に決定的なプレーを見せて、勝ち点の奪取に貢献したことで、ここから出場時間が増えていく可能性が高い。そのブルーノ・ジョゼだけでなく、ボランチでスタメン起用されたMF鹿沼直生など、開幕時は絡めなかった選手たちが徐々に台頭して、磐田はチームの競争力が高まってきている。

 ここまで10得点のジャーメイン良やこの試合で同点弾を決めたマテウス・ペイショット、どのゴールをアシストした上原力也など、開幕時からの主力の存在も重要だが、良い意味で横内監督を悩ませる競争の活性化が、過密日程が続くここからの戦いにどう影響してくるかが、磐田の見どころだ。

(取材・文/河治良幸)

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