現地時間の5月4日、ラ・リーガ第34節が行われた。そこでサッカー日本代表・久保建英が見せた極上トラップが注目されている。
まさかのスタメン落ちだった。前節、レアル・マドリード戦では先発出場して幻のゴールを決めるなど、調子の良さを披露すると同時に、リーグ屈伸のアタッカーになったことをみせつけた久保が、この日に行われたラス・パルマス戦で負傷の発表もない中でベンチスタートとなった。
この試合でソシエダは前半33分にオウンゴールで先制。さらにそのアディショナルタイムにも追加点を奪って2-0で後半に折り返す。最初の交代カードが切られたのは後半26分で、続けて同34分にも交代が行われるが、久保の出番はやって来ない。日本代表MFがピッチに立ったのは後半44分という試合最終盤だった。
出場時間はわずかだったが、怪我や不調などとは無縁と思われるプレーを披露している。90+3分に自陣の深い位置からのロングボールを、敵陣の右サイドで受けたのだが、そのトラップが極上だった。タッチライン際で相手と対峙しながら巧みにトラップ。さらにそのまま流れるようにドリブルに移行する。
そして相手ペナルティエリア内に侵入する際に細かなタッチから一気に仕掛けると、相手選手に引っ掛けられたようにも見えたが、主審はPKと判断することはなかった。