■「え?CB???」「CBがこれ決めるのすごすぎw」

 そんな佐々木が後半4分、ドリブルで持ち上がる。センターフォワードのバフェティンビ・ゴミスが最前線でボールをキープ。浦和レッズの屈強なDFアレクサンダー・ショルツを背負いながらボールを落とした先には、橘田健人がいた。ボールは、背番号8を追い越すように走った佐々木へと渡る。

 左サイド寄りを縦に持ち上がる佐々木はそのまま浦和陣内に侵入。左の大外にはマルシーニョがいる状態で、どんどんとドリブルしていく。ショルツがゴミスに引っ張られていること、そして、石原広教がマルシーニョを警戒していることもあって、佐々木はその間を突く。相手ペナルティエリアを前に進路をゴール方向へと変えるのだ。

 ここでショルツが慌てて佐々木へと寄せようとするが、40mのドリブルを見せた背番号5はシュートを選択。右足を振り抜いで、GK西川周作が守るゴールネットを豪快に揺らしたのである。

 CBが40mのドリブルを見せて決めたゴールだけに、賞賛と驚きの声が止まらない。
「センターバックだよね?!素晴らしいコース取りとシュート」
「ゴミスもすげえし、CBがこれ決めるのすごすぎw」
「いや、旭えぐくね?やばすぎだろ」
「ドリブラーかい!ってカメラで追いながら思ってた笑」
「旭スーパーゴール!!絶対浦和のDF陣に旭はシュート打たないって思われてたでしょ」
ジェジエウ真夏の大冒険に続き、旭GWの大冒険」
「え?CB???」

 このゴールで勝ち越しに成功した川崎は、さらに家長昭博が得点を追加。3-1で6試合ぶりの勝利を手にしている。

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