■J1タイトルを手にするために
長谷川監督率いる名古屋が悲願のJ1タイトルを手にしようと思うなら、先制点を確実に奪って先手を取れるゲームを増やしていくこと。そこが最重要テーマだ。
「今はケガ人が多くてメンバーも変わってますけど、選手個々の生かし方があると思うので、そこをもっと考えていかないといけない。もっと点を取らなあかんのはその通りだと感じます」と昨夏、鳴り物入りで名古屋に赴いた森島も語っていたが、中山や倍井、榊原杏太のようなフレッシュな戦力も有効活用しながら、攻撃バリエーションを広げていくことも肝要だ。
ジャーメイン良（磐田）や大橋祐紀（広島）のような突出した得点源がいないなら、どこからでもゴールできるチームを作らないといけない。それが名古屋の浮上のカギになってきそうだ。
（取材・文／元川悦子）
